楽天モバイルのパートナー回線(au回線)とは?終了の噂やエリア確認方法
楽天モバイルの「最強プラン」を使う上で、絶対に知っておくべきキーワードが「パートナー回線(au回線)」です。ネット上では「パートナー回線が終了して圏外になった」「au回線だから無制限じゃないのでは?」といった様々な噂や古い情報が入り乱れており、乗り換えをためらう原因になっています。本記事では、パートナー回線の正しい仕組みと最新の仕様、終了の噂の真相、そして自分の生活圏がどの電波でカバーされているかを確認する最強の方法を徹底解説します。
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パートナー回線(au回線)の基本的な仕組みと役割

楽天モバイルのスマホの画面に立っている電波マーク。実はこれ、常に楽天モバイル自前のアンテナから電波を受信しているわけではありません。場所によっては、こっそりと他社の電波を借りて通信しているのです。
自社エリアの「穴」を埋めるためのローミング協定
楽天モバイルは「第4の携帯キャリア」として新規参入して以来、全国に猛スピードで自社の基地局(アンテナ)を建設してきました。しかし、日本全国の隅々、特に山間部や地下鉄、過疎地域まで自前のアンテナだけでカバーするには膨大な時間とコストがかかります。そこで、自社エリアが完成するまでの「つなぎ」として、KDDI(au)とローミング協定を結び、楽天の電波が届かないエリアでは自動的にauの電波を借りて通信できるようにしました。これが「パートナー回線」の正体です。ユーザーはスマホの画面上で電波が切り替わったことに気づくことなく、シームレスに通信を利用できます。
かつて存在した「月間5GB制限」という大きな壁
実は、「最強プラン」という名前に変わる前の旧プラン(UN-LIMIT VIIなど)時代、このパートナー回線には非常に厳しい制限がありました。auの電波を借りて通信した場合、その月に使えるデータ容量は「最大5GBまで」と決められており、5GBを超えると使い物にならないほど速度制限(最大1Mbps)がかけられていたのです。そのため、田舎に住んでいてパートナー回線しか入らないユーザーは「楽天モバイルは無制限じゃない」「すぐに制限がかかって最悪だ」という強烈な不満を抱えていました。これが、今でもネット上に残る「パートナー回線=使い物にならない」という古い悪評の根源です。
最強プラン導入によるパートナー回線の「無制限化」

しかし、2023年に楽天モバイルが「Rakuten最強プラン」を発表したことで、このパートナー回線を取り巻く環境は劇的に、そして圧倒的にユーザー有利なものへと進化を遂げました。
au回線に繋がっても「完全データ無制限」の対象に
「最強プラン」最大の革命は、これまで存在した「パートナー回線での月間5GB制限」を完全に撤廃したことです。つまり、現在では楽天の自社回線エリアであろうと、auのパートナー回線エリアであろうと関係なく、日本全国どこでどれだけデータを使っても「データ無制限(月額最大3,278円)」で利用できるようになったのです。これにより、楽天の電波が一切届かないド田舎の山奥であっても、auの電波さえ届けばYouTubeなどの動画を毎日何時間でも見放題という、他社には絶対に真似できない最強の通信環境が完成しました。
新たなローミング協定による通信品質の向上
さらに、単に無制限になっただけでなく、KDDI(au)との新たなローミング協定の締結により、通信品質自体も向上しています。これまでローミングの対象外とされていた東京都心部や名古屋、大阪などの大都市圏における繁華街や地下鉄、屋内の大型商業施設など、楽天回線が届きにくかった「都市部の死角(穴)」に対しても、再びau回線の電波が提供されるようになりました。これにより、都市部のユーザーを悩ませていた「レジ前で急に圏外になる」といった弱点が大幅に解消され、プラチナバンドの整備と相まって通信の安定性が飛躍的に向上しています。
「パートナー回線が終了する」という噂の真相と注意点

「無制限で使えるなら最高!」と思う一方で、ネット上には「楽天モバイルのauローミング(パートナー回線)は順次終了しているから、いずれ圏外になる」という恐ろしい噂も存在します。この真相を紐解きます。
楽天回線エリアの拡大に伴う「順次切り替え」の原則
KDDI(au)の電波を借りるには、楽天側が多額のローミング費用(利用料)を支払う必要があります。そのため、楽天モバイルは「自社のアンテナ建設が完了し、十分に電波が届くようになった地域」から順番に、auのパートナー回線を終了(停波)させ、自社回線へ一本化する作業を常に進めています。つまり、「パートナー回線が終了する」という噂は事実です。しかしこれは「サービスが悪くなる」ためではなく、「自前で十分カバーできるようになったから借りるのをやめた」という前向きな理由によるものです。
切り替えの狭間で発生する「一時的な圏外(パケ止まり)」
問題なのは、この切り替えの過渡期に発生する通信トラブルです。au回線を終了させた直後、その地域の楽天自社アンテナの調整がうまくいっていなかったり、電波が届きにくい建物の陰などが存在したりすると、「昨日まではパートナー回線で快適に繋がっていたのに、今日から急に圏外になってしまった」という現象が一部の地域で発生することがあります。これがSNSなどで「改悪だ」と騒がれる原因です。ただし、これらは一時的な不具合であることが多く、アプリから「電波改善要望」を出すことで、楽天側が急ピッチでアンテナの調整や増設を行い、数ヶ月以内に再び快適に繋がるようになるケースがほとんどです。
今いる場所がどちらの回線かを確認する方法

「今自分が楽天回線を使っているのか、auのパートナー回線を使っているのか」を知ることは、通信環境を把握する上で非常に役立ちます。iPhoneとAndroidで確認方法が異なります。
Androidスマホでの簡単な確認方法
Androidスマホをお使いの場合は、楽天モバイルの公式アプリ「my 楽天モバイル」を開くだけで一目瞭然です。アプリのホーム画面中央にあるデータ利用量の円グラフの下に、「楽天回線エリア接続中」または「パートナー回線エリア接続中」とはっきりと緑色の文字で表示されます。家の中を歩き回りながらこの表示を見ることで、「お風呂場に入るとパートナー回線に切り替わるな」といった自宅の正確な電波状況を簡単にマッピングすることができます。
iPhoneでの確認方法(裏ワザ)
残念ながら、iPhone版の「my 楽天モバイル」アプリでは、Androidのように現在の接続回線が一目でわかる表示がシステム上削除されてしまいました。しかし、iPhone専用の裏ワザである「フィールドテストモード」を使えば確認可能です。電話アプリを開き、「*3001#12345#*」とダイヤルして発信ボタンを押します。英語の隠し画面が開くので、その中の「Serving Cell Info」などの項目を探し、「Freq_Band_Indicator」や「Band Info」の数値を確認します。この数値が「3」であれば楽天自社回線、「18」であればauのパートナー回線に繋がっている証拠です。少しマニアックですが、確実に判別できる有効な手段です。
楽天モバイルのパートナー回線まとめ

楽天モバイルのパートナー回線(au回線)は、もはや「通信制限の元凶」ではなく、日本全国どこでもデータを無制限で使えるようにするための「最強の補助エンジン」へと進化しました。
- パートナー回線(au)に繋がっても、データ通信は完全無制限(制限なし)
- 都市部の地下や大型施設でも新たなローミングが再開し、繋がりやすさが向上中
- 自社アンテナが建った地域からau回線は順次終了していく(過渡期の圏外に注意)
- Androidならアプリから、iPhoneならフィールドテストモードで接続回線を確認可能
契約前に公式サイトのエリアマップで自宅周辺の色を確認することは大切ですが、仮に薄いピンク色の「パートナー回線エリア」であったとしても、現在は無制限で快適に使えるため何ら悲観する必要はありません。電波の切り替わりによる一時的な不具合は機内モードのオンオフで対処しつつ、月額3,278円という圧倒的なコスパを最大限に享受しましょう。
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