楽天モバイルの通信速度は遅い?時間帯別の測定結果と遅い時の改善策
「楽天モバイルは安いけど、回線が混み合って遅いのでは?」と、通信速度に不安を抱いて乗り換えを躊躇している方は非常に多いです。格安SIM(MVNO)ではお昼休みに極端に速度が落ちるのが常識ですが、自社で回線を持つ「キャリア」である楽天モバイルの実態はどうなのでしょうか。本記事では、時間帯別のリアルな速度測定結果をもとに、楽天モバイルの通信速度の真実を明らかにし、万が一速度が遅いと感じた時にすぐ試せる改善策を徹底解説します。
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楽天モバイルの実際の通信速度(時間帯別)の真実

楽天モバイルの通信速度は、他の格安SIM(ワイモバイルやUQモバイルなどを除くMVNO)とは全く異なる特徴を持っています。まずは、ユーザーが最もスマホを使う「4つの時間帯」に焦点を当てて、実際の使用感と速度の実態を解説します。
最も混雑する「平日のお昼休み(12時台)」の速度
格安SIM(mineoやIIJmioなど)を使っている人が最もストレスを感じるのが、全国の会社員が一斉にスマホをいじる平日12時〜13時の時間帯です。格安SIMはこの時間帯、1Mbpsを下回りWebサイトの画像すら開かなくなることが多々あります。しかし、楽天モバイルは自社回線網を持つキャリア(MNO)であるため、お昼の魔の時間帯であっても「10Mbps〜30Mbps」程度の安定した速度を維持することが多いです。YouTubeの高画質動画(1080p)を再生するには最低5Mbpsあれば十分と言われているため、お昼休みであっても動画視聴やSNSの閲覧にストレスを感じることはほぼありません。
夕方の帰宅ラッシュから夜間(18時〜22時)の速度
次に回線が混み合うのが、通勤・通学の帰宅ラッシュから、家でくつろぐ夜間の時間帯です。この時間帯も、楽天モバイルの自社回線エリア(4G/5G)であれば、非常に安定した速度を叩き出します。特に5Gエリアに接続されている場合は「100Mbps〜300Mbps」という、自宅の光回線並みの爆速を記録することも珍しくありません。大容量のゲームアプリのダウンロードや、Netflixなどの高画質ストリーミング再生も、途切れることなくサクサクと快適に楽しむことができます。
「楽天モバイルは遅い」という口コミが生まれる原因

時間帯による速度低下が少ないにもかかわらず、なぜSNS上では「楽天モバイルは遅くてイライラする」という口コミが散見されるのでしょうか。そこには明確な3つの原因が存在します。
プラチナバンド不在による「建物内での減衰」
これまで何度か触れてきた通り、楽天モバイルは障害物を回り込む「プラチナバンド」の整備がまだ完了していません(現在順次拡大中)。そのため、屋外の開けた場所では爆速であっても、ショッピングモールの奥深くにあるトイレや、窓のないオフィスの中に入った途端に電波が極端に弱くなり、結果として「速度が遅い(通信が詰まる)」状態に陥ります。つまり、回線が混み合っているから遅いのではなく、物理的に電波が弱まっているから遅い、というのが楽天モバイル特有の現象です。
パートナー回線(au回線)の帯域幅の制限
もう一つの原因は、パートナー回線(au回線)エリアでの通信です。最強プランになってからパートナー回線でも「データ無制限」になりましたが、auから借りている電波の道(帯域幅)は、auのメイン回線ユーザーと完全に同じ太さというわけではありません。そのため、au回線の電波を掴んでいる地方や山間部において、その地域の基地局が混雑していると、楽天モバイルユーザーの通信速度が優先的に抑えられ、数Mbps程度まで低下することがあります。これも「田舎に行くと楽天は遅い」と言われる要因の一つです。
楽天モバイルの通信速度が遅い時の即効・改善策

もし外出先や自宅で「いつもよりWebページの読み込みが遅い」「動画がクルクル回って止まる」と感じた時、スマホの設定を少し変えるだけで劇的に速度が改善する魔法のような方法があります。
機内モードのオンオフで「強い電波」を掴み直す
速度が急に落ちた時に最も効果的なのが、スマホの「機内モード」を活用した電波の掴み直しです。スマホは一度弱い電波を掴むと、それよりも強い電波が近くにあっても、元の電波にしがみつこうとする性質があります(特に楽天回線とau回線の境界線でよく起きます)。画面を上からスワイプして機内モード(飛行機マーク)をオンにし、3秒待ってからオフに戻すことで、スマホが現在の場所で「最も速度が出る最強の電波」をゼロから探し直して再接続してくれます。これだけで、数Mbpsだった速度が一気に数十Mbpsまで回復することは日常茶飯事です。
5G通信をオフにして「4G(LTE)固定」にする
都市部でよく起こるのが、「5Gの電波を中途半端に掴んでしまって逆に遅くなる」現象、通称「パケ止まり」です。スマホの画面上には「5G」と表示されているのに、実際には基地局から遠くて電波が微弱であるため、データが全く流れてこない状態です。この場合は、スマホの設定画面(モバイル通信)から、通信モードを「5Gオン」から「4G(LTE)」のみに変更して固定してみてください。安定して強い4Gの電波だけを拾うようになるため、パケ止まりが解消され、驚くほどサクサクとWebサイトが開くようになります。
ホームルーター代わりのテザリングで速度が出ない時の対策

月額3,278円で無制限に使えるため、自宅の光回線代わりにスマホの「テザリング」を使ってパソコンやテレビをネットに繋いでいる方も多いでしょう。このテザリングの速度を上げる裏ワザを紹介します。
テザリングの周波数を「5GHz帯」に変更する
スマホからパソコンへWi-Fiを飛ばす(テザリングする)際、初期設定では「2.4GHz帯」という周波数が使われています。この周波数は、電子レンジやBluetoothスピーカーなど、家中のあらゆる家電と同じ周波数であるため、電波干渉を起こして速度が著しく低下しがちです。スマホのテザリング設定画面(インターネット共有)にある「互換性を優先」というスイッチをオフにするか、Androidの場合は詳細設定から「5GHz帯(またはWi-Fi 6)」を選択してみてください。電波干渉がなくなり、パソコンへの転送速度が数倍に跳ね上がります(※パソコン側が5GHzに対応している必要があります)。
ルーターの設置場所を「窓際の高い位置」へ移動する
もし「Rakuten WiFi Pocket」などの専用ルーターを使っていて速度が出ない場合は、ルーターの置き場所が致命的に間違っている可能性があります。楽天モバイルの直進性の強い電波を最大限にキャッチするためには、ルーターを家の中心や床置きにするのは厳禁です。必ず「屋外の基地局が見えそうな方向の窓際」かつ「地上から1〜2メートルの高さ(棚の上など)」に設置してください。これだけで受信感度が劇的に改善し、夜間の動画視聴も止まることなくスムーズに楽しめるようになります。
楽天モバイルの速度調査まとめと安心の理由

楽天モバイルは「格安SIM=お昼休みは遅い」という常識を打ち破る、キャリアならではの快適なスピードを持っています。遅いと感じる場合は、混雑ではなく「電波の入りやすさ」に原因があることがほとんどです。
- 急に遅くなったら「機内モードのオンオフ」で電波をリセットする
- 都会でパケ止まりを起こしたら、設定から「4G固定」に変更する
- テザリングが遅い場合は、干渉に強い「5GHz帯」に設定を変える
- 自宅でルーターを使う場合は、必ず「窓際の高い場所」に設置する
プラチナバンドの整備が進むにつれて、建物内での速度低下という最大の弱点も急速に解消されています。月額3,278円という圧倒的な安さで、お昼休みも夜間もこれだけのスピードと無制限通信が手に入るのは、現在の日本の通信市場において間違いなく「最強」と言えるでしょう。
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