楽天モバイルで海外から日本へ電話するといくら?国際通話の料金と設定方法
海外旅行や出張に出かけた際、「現地でトラブルがあって、急いで日本のカード会社や家族に電話をしなければならない!」という緊急事態は誰にでも起こり得ます。
そんな時、普通のスマートフォンで海外から日本へ「国際電話」をかけると、「数十秒話しただけで何千円も請求されるのでは…?」と料金の不安がよぎり、なかなか通話ボタンを押せない方も多いのではないでしょうか。
しかし、もしあなたが楽天モバイルを利用しているなら、その心配は無用です。楽天モバイルは、日本国内だけでなく「海外での利用」においても他の通信会社には真似できない、ある「最強の無料通話の仕組み」を備えています。
この記事では、楽天モバイルを使って海外(渡航先)から日本へ電話をかけた場合の具体的な料金の仕組みや、無料で通話するための必須条件、そして現地で「あれ?発信できない」と焦らないための正しい設定手順を徹底的に解説します。
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海外から日本への通話は「Rakuten Link」で完全無料!
大手キャリアや他の格安SIMを使って海外から日本へ電話をかけると、滞在する国にもよりますが、通常「1分あたり100円〜数百円」という非常に高額な国際通話料金が発生します。
しかし、楽天モバイルユーザーであれば、この常識を覆すことができます。その秘密が、楽天モバイル専用の通話アプリの存在です。
Wi-FiがなくてもRakuten Link経由なら無料になる
楽天モバイルの最大の特徴である、通話アプリ「Rakuten Link」。実はこのアプリ、日本国内での通話が無料になるだけでなく、「海外から日本の電話番号(+81)へ電話をかける場合」であっても、通話料が完全に「無料」になります。
海外旅行先から、日本の家族のスマホはもちろん、レストランの予約確認や、クレジットカード会社のカスタマーセンター(固定電話)などに電話をかけても、何時間話しても請求は0円のままです。
LINE電話などのように「ホテルのWi-Fiに繋がっていないと電話できないのでは?」と思うかもしれませんが、楽天モバイルなら毎月「海外データ通信が2GBまで無料」で使えるため、街中のWi-Fiがない場所からでも、そのままRakuten Linkで無料通話を発信することが可能です。
この「海外から日本への通話が、データ通信の電波さえあれば無料になる」という仕様は、出張の多いビジネスマンやバックパッカーにとって、まさに命綱とも言える最強のメリットです。Rakuten Linkの基本的な仕様については、楽天モバイルの通話料は本当に無料?Rakuten Linkの落とし穴と0570問題|しごとSIMナビも合わせてご確認ください。
相手がRakuten Linkを使っていなくてもOK
「自分がRakuten Linkを使っていても、日本にいる家族がドコモやauを使っていたら無料にならないのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。
安心してください。Rakuten Linkの無料通話の条件は「発信する側(あなた)がRakuten Linkアプリを使っていること」だけです。日本で電話を受ける相手がドコモでもauでも、あるいは固定電話(お店や市役所など)であっても、一切関係なく通話料は無料になります。
- 日本にいる相手があなたの電話を受けた場合、相手に着信料金(国際電話の受け手側料金)が発生することはありません。
- 相手の画面には、あなたの「いつもの日本の電話番号(090等)」がそのまま表示されるため、怪しまれずに電話に出てもらえます。
つまり、海外にいることを全く意識せずに、日本にいる時と全く同じ感覚、同じ料金(0円)で電話をかけまくることができるのです。
有料(高額請求)になってしまう3つの「NGなかけ方」
海外から日本への通話が無料になるという夢のような仕様ですが、使い方を少しでも間違えると、後日「数万円」という恐ろしい国際通話料金の請求書が届くことになります。
無料の恩恵を受けるためには、絶対にやってはいけない「3つのNG」が存在します。旅行前に必ず頭に叩き込んでおいてください。
1. 標準の電話アプリから発信してしまう
最もやってしまいがちで、最も被害が大きくなるのが「iPhoneやAndroidに最初から入っている緑色の電話アイコン(標準電話アプリ)」を使って発信してしまうことです。
通話料が無料になるのは、あくまでピンク色のアイコンの「Rakuten Linkアプリ」から発信した場合のみです。標準の電話アプリを使って海外から日本へ発信すると、滞在国に応じた従量課金(例えばアメリカからなら1分約140円など)が容赦なく加算されていきます。海外のホテルで日本のクレジットカード会社のWEBサイトを見ながら、そこに記載されている電話番号をタップして発信しようとすると、自動的に「標準の電話アプリ」が起動してしまうことがあります。そのまま発信すると有料になるため、番号をコピーしてRakuten Linkに貼り付けてからかける癖をつけてください。
無意識のうちに標準アプリを使ってしまう事故を防ぐため、海外にいる間は「標準の電話アプリアイコン」をホーム画面の端っこやフォルダの奥に隠しておくことを強くおすすめします。
2. 「海外から海外(現地の店など)」への発信
Rakuten Linkを使えばどこでも無料になるわけではありません。無料になるのは「海外から『日本』へ発信した場合」のみです。
例えば、ハワイ旅行中に「現地のレストラン(ハワイの電話番号)」に予約の電話を入れたり、一緒に行っている友人の「現地のSIMカードの番号」に電話をかけるなど、「海外から海外への発信」は無料対象外となり、国・地域別の従量課金(国際通話料金)が発生します。
- 海外にいる時に、標準の電話アプリで着信を受けた場合も「着信料金(国境をまたぐための料金)」が発生します。
- ただし、Wi-Fiに繋がっている状態でRakuten Linkで着信を受ければ無料になります。
もし現地のレストランやホテルへの電話が多くなりそうな場合は、月額980円で「海外から海外」や「日本から海外」への通話がかけ放題になる「国際通話かけ放題」というオプションに一時的に加入しておくと安心です。
3. 一部の対象外番号(0570など)への発信
これは日本国内にいる時と同じルールですが、Rakuten Linkを使っていたとしても「通話無料の対象外」となる特殊な電話番号が存在します。
代表的なのが「0570」から始まるナビダイヤルや、「0180」から始まるテレドームなどです。クレジットカード会社のカスタマーセンターや、航空会社の予約窓口などがこの0570番号を採用していることがよくあります。
0570への発信はRakuten Linkの無料対象外となり、20秒で11円などの高い通話料が発生するだけでなく、そもそも海外からは「0570番号に繋がらない(発信できない)」ケースも多々あります。企業のホームページやクレジットカードの裏面をよく見ると、0570番号の下に小さく「※海外からおかけの場合は 03-XXXX-XXXX へ」といった通常の市外局番の番号が書かれています。この「03」などから始まる番号宛であれば、Rakuten Linkを使って無料でかけることができます。
旅行先でトラブルになり急いで電話したい時ほど、この0570の罠に引っかかりやすいため、楽天モバイルの通話料は本当に無料?Rakuten Linkの落とし穴と0570問題|しごとSIMナビの記事で事前の対策を確認しておいてください。
出発前と現地でのスマホの設定(ローミング)手順
「Rakuten Linkでかければ無料」というルールは分かりましたが、そもそも海外に着いた時に「スマホが圏外になっていて電話もネットもできない!」という状態では意味がありません。
飛行機に乗る前と、現地に到着した後に必ずやらなければならないスマホの設定手順を解説します。
日本国内(出発前)に「海外ローミング」をオンにする
楽天モバイルのスマホを海外で使うためには、マイページ上で「海外ローミング(海外の電波を拾う機能)」という設定をオンにしておく必要があります。
これは現地の空港に着いてからでもWi-Fiがあれば設定できますが、現地でWi-Fiが見つからずにパニックになるのを防ぐため、必ず「日本を出発する前(空港での待ち時間など)」に設定を完了させておきましょう。
- スマホの「my 楽天モバイル」アプリを開きます。
- 画面下部の「契約プラン」タブをタップします。
- 「海外ローミング(データ通信)」という項目のスイッチを右(オン・青色)にします。これで準備完了です。
この設定さえ日本でやっておけば、海外に着いてスマホの電源を入れた瞬間に、現地の通信会社(AT&Tなど)の電波を自動的に掴みに行くようになります。
現地到着後:スマホ本体の「データローミング」をオンにする
飛行機が目的地の空港に到着し、機内モードを解除したら、次はスマホ「本体側」の設定を行います。マイページの設定だけでなく、本体の機能としても海外の電波を許可してあげる必要があります。
【iPhoneの場合】
「設定」アプリを開き、「モバイル通信」→「通信のオプション」と進み、「データローミング」のスイッチをオン(緑色)にします。
【Androidの場合】
「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」と進み、「ローミング(またはデータローミング)」のスイッチをオンにします。
楽天モバイルなら、追加料金なしで毎月「2GB」まで海外でインターネット通信が利用できます。この2GBの電波を使って、先ほど解説したRakuten Linkからの無料発信を行えば、Wi-Fiを探し回る必要は全くありません。
もし現地でどうしても電波を拾わない場合は、一度スマホを再起動するか、機内モードのオンオフを何度か試してみてください。それでも繋がらない時の対処法は、楽天モバイルが繋がらない・電波が悪い時の原因とすぐできる対処法|しごとSIMナビの応用編として参考になります。
国際電話に関するよくある質問とトラブル解決
ここまで設定すれば準備は完璧ですが、いざ海外から日本へ電話をかけようとした時に、ちょっとした疑問やトラブルで立ち止まってしまうことがあります。
よくある質問とその解決策をまとめました。
Q1. 「+81(国番号)」をつけないと発信できないの?
海外から日本の電話番号へかける際、通常であれば日本の国番号である「+81」を頭につけて、最初の「0」を省いて入力する必要があります(例:090-XXXX-XXXXなら、+81-90-XXXX-XXXX)。
しかし、Rakuten Linkアプリを使って電話をかける場合、この「+81」という国番号をつける必要はありません。日本のスマホを使っている時と全く同じように、そのまま「090〜」や「03〜」と入力(または電話帳からタップ)するだけで、自動的に日本への発信として処理されます。
- 急いでいる時に「あれ?国番号なんだっけ?ゼロは抜くんだっけ?」と頭を悩ませる必要がありません。
- 電話帳に登録されている家族や会社の番号をそのままタップするだけで、日本にいる時と全く同じように繋がります。
この「何も考えずにそのままかけられる」という手軽さも、楽天モバイルの国際通話機能が優れているポイントの一つです。
Q2. 相手に「非通知」でかかってしまうって本当?
楽天モバイルで海外から日本へ電話をかけた際、「相手のスマホに自分の電話番号が表示されず、『非通知』や『不明な番号』になってしまい、怪しまれて電話に出てもらえなかった」というトラブルが報告されることがあります。
これはRakuten Linkの不具合ではなく、海外の通信会社のネットワークを経由して日本へ電話が繋がる際、一部のルートにおいて「発信元の番号情報が途中で欠落してしまう」という国際通話の仕組み上の問題です。
特に、現地のモバイル回線(データローミング)ではなく、ホテルのWi-Fiなどに接続した状態でRakuten Linkから発信した場合、相手に「非通知」と表示されやすくなる傾向があります。
対策としては、電話をかける前に事前にLINEなどで「今から電話をかけるけど、非通知でかかってくるかもしれないから出てね」と相手に伝えておくことです。こればかりはシステム上の仕様なので、事前連絡で防ぐしかありません。
Q3. 海外データ通信の2GBを使い切ったら電話もできなくなる?
楽天モバイルの「海外データ通信無料は月間2GBまで」というルールですが、もしGoogleマップを使いすぎたりしてこの2GBを使い切ってしまった場合、Rakuten Linkからの電話もかけられなくなってしまうのでしょうか。
安心してください。2GBを使い切った後は、通信速度が最大128kbpsに制限されますが、128kbpsという低速状態であっても、Rakuten Linkを使った音声通話(電話)であれば、多少音質は落ちるものの問題なく発信・通話が可能です。
- もし低速状態での通話に不安がある場合や、ネットで調べ物がしたい場合は、マイページから「1GBあたり500円」で海外データの追加チャージを行うことも可能です。
- また、ホテルのWi-Fiに繋げば、データ残量に関係なく高音質で無料通話ができます。
データ通信の消費については、楽天モバイルのテザリングは本当に無制限?速度制限がかかる条件を検証|しごとSIMナビの記事も参考に、不要なバックグラウンド通信などをオフにして2GBを賢く節約するようにしましょう。
まとめ
楽天モバイルを使って、海外から日本へ電話をかける際の料金と設定方法について解説してきました。
おさらいですが、楽天モバイルの最大の強みは「Rakuten Linkアプリから日本の番号へ発信すれば、海外のどこからかけても通話料が完全無料になる」という点です。ホテルのWi-Fiだけでなく、毎月2GBまで無料で使える海外データ通信の電波を使って街中からかけることもできます。
ただし、「標準の電話アプリ」を使って発信してしまったり、「現地のレストランなど(海外宛)」へ発信してしまうと、高額な国際通話料金が請求されてしまうため、必ずピンクのRakuten Linkから日本の番号にかけることを徹底してください。また、「0570」などのナビダイヤルは無料対象外になるため注意が必要です。
出発前には必ずマイページから「海外ローミング」をオンにし、現地に着いたらスマホ本体の「データローミング」をオンにするという手順を守れば、設定は完璧です。ぜひ楽天モバイルの無料通話機能をフル活用して、安心で快適な海外旅行・出張を楽しんでください。
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