楽天モバイルのeSIM機種変更は自分でできる!再発行の手順とエラーが出た時の対処法
「新しくスマホを買い替えたけれど、今まで使っていた楽天モバイルのeSIMをどうやって新しいスマホに移せばいいの?」
「物理的なSIMカードなら挿し替えるだけでよかったのに、eSIMはなんだか設定が難しそうで不安…」
仕事用のスマホとしてデュアルSIM運用などをしている方にとって、機種変更時のeSIMの移行作業は少しハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、安心してください。楽天モバイルのeSIM移行(再発行)は、わざわざショップに行かなくても、自宅のWi-Fi環境さえあれば「my 楽天モバイル」アプリを使って5分程度で自分で完了させることができます。
この記事では、eSIM特有の機種変更の仕組みから、具体的な再発行の手順、そして途中でエラーが出てしまった時の解決策まで、誰でも迷わずできるように徹底解説します。
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そもそも「eSIMの機種変更」とはどういうこと?
eSIMの機種変更を行う前に、まずは「なぜ今までのように簡単な差し替えではダメなのか」という仕組みの違いを理解しておきましょう。
ここを理解しておかないと、「古いスマホからデータを消してしまったのに新しいスマホでネットが繋がらない!」といったパニックに陥りやすくなります。
物理SIMと違い、カードの差し替えだけでは終わらない
従来の物理SIM(プラスチックのカード)の場合、古いスマホからカードをピンで抜き出し、新しいスマホにカチッと挿し込むだけで、電話番号や通信の契約情報がそのまま引き継がれました。
しかし「eSIM」は、スマートフォン本体にあらかじめ内蔵されているデジタルなICチップに、通信会社のデータ(プロファイル)をインターネット経由で書き込む仕組みです。
つまり、eSIMの機種変更とは「古いスマホの中のデータを消去し、新しいスマホに再び楽天モバイルからデータをダウンロードし直す(再発行する)」という作業になります。
この「ダウンロードし直す」というステップが必要になるため、インターネットに接続できるWi-Fi環境が必須となるのが物理SIMとの最大の違いです。新しいスマホを買ってきたからといって、いきなり古いスマホを初期化してしまうと、再発行の手続きに必要なSMS認証などが受け取れなくなる危険性があるため注意が必要です。
新しいスマホへのeSIM再発行(移行)は手数料無料
「再発行」と聞くと、「もしかして手数料がかかるのでは?」と不安になるビジネスパーソンも多いでしょう。
かつては他社キャリアでeSIMの再発行に数千円の手数料を取られるケースもありましたが、楽天モバイルの場合は、eSIMの再発行(交換)にかかる手数料は「0円(完全無料)」です。
楽天モバイルの「オプション」は外しても大丈夫?で解説しているように、楽天モバイルはユーザーの各種手続きに関する手数料を徹底的に無料化しています。そのため、もし設定に失敗してもう一度再発行をやり直すことになっても、余計なコストがかかる心配はありません。経費を極力抑えたい個人事業主にとっても、非常にありがたい仕様となっています。
【事前準備】機種変更を始める前に絶対に確認すべきこと
eSIMの機種変更手続きをスムーズに進めるためには、事前の準備が8割を占めると言っても過言ではありません。
以下の2つのポイントをクリアしているか、作業を始める前に必ずチェックしてください。
新しい端末が「eSIM対応」かつ「SIMフリー」であるか
大前提として、新しく用意したスマートフォンが「eSIM」という機能自体に対応していなければ、移行することはできません。
最新のiPhone(iPhone XS以降)であれば全てeSIMに対応していますが、Android端末の場合は、少し前の機種や一部のエントリーモデルで「物理SIMしか挿せない(eSIM非対応)」というものが存在します。楽天モバイルで端末のみ(白ロム)を購入して自分で機種変更する裏ワザ!などを利用して中古で端末を購入した場合は、必ずメーカーサイト等でeSIM対応機種であることを確認してください。
また、以前別の通信会社(auやソフトバンクなど)で販売されていた端末を中古で買った場合、「SIMロック」がかかっていると楽天モバイルのeSIMデータを正常に読み込めません。
あらかじめ、元の通信会社のマイページ等からSIMロックの解除手続きを済ませ、完全に「SIMフリー」の状態にしておくことが必須条件となります。
Wi-Fi環境の確保と旧端末の「my 楽天モバイル」アプリの準備
eSIMの再発行作業には、先ほども述べた通り「インターネット通信」が絶対に必要です。
新しいスマホがまだモバイル回線に繋がっていない状態でデータをダウンロードするため、ご自宅やオフィスの安定した「Wi-Fi環境」が必須となります。フリーWi-Fiなどの不安定な環境で途中で通信が切れると、設定が中途半端になりエラーを引き起こす原因になります。
さらに、機種変更の作業は「今まで使っていた古いスマホ」からスタートするのが一番安全です。
古いスマホにインストールされている「my 楽天モバイル」アプリが最新バージョンになっているかを確認し、楽天IDとパスワードでログインできる状態にしておいてください。楽天モバイルにログインできない・パスワードを忘れた時の解決策も参考に、事前にログイン情報をしっかり手元に控えておきましょう。
my 楽天モバイルアプリを使ったeSIM再発行の具体的な手順
準備が整ったら、いよいよeSIMの移行(再発行)作業に入ります。
ここでは、一番失敗が少ない「古いスマホで申請し、新しいスマホでダウンロードする」手順を解説します。
旧端末(または新端末)からの「SIM交換」申請ステップ
まずは、古いスマホで「my 楽天モバイル」アプリを開きます。
- メニュー(三本線)から「契約プラン」をタップします。
- 「各種手続き」の項目内にある「SIM再発行を申請する」を選択します。
- 再発行の理由を「その他(または機種変更など)」に選びます。
- SIMタイプで必ず「eSIM」を選択し、「再発行を申請する」をタップします。
この申請ボタンを押した数分後に、登録しているメールアドレス宛に「SIMカード再発行受付完了のお知らせ」というメールが届きます。
注意点として、この申請が完了したタイミングで、古いスマホに入っていた楽天モバイルの回線(電波)は圏外となり、使えなくなります。ここからは、新しいスマホ側の操作に移ります。
新端末でのプロファイルダウンロードと開通(アクティベーション)
次に、新しいスマホをWi-Fiに接続し、「my 楽天モバイル」アプリをインストールします。
先ほどと同じ楽天IDとパスワードでログインすると、トップ画面の上部に「申込番号」と「開通手続きへ進む」というボタンが表示されているはずです。
この「開通手続きへ進む」ボタンをタップすると、新しいスマホのシステム内に、楽天モバイルのプロファイル(eSIMのデータ)をダウンロードする確認画面が表示されます。
画面の指示に従って「続ける」や「プロファイルを追加」を押していくだけで、自動的にダウンロードと設定が完了します。すべて完了したら、新しいスマホを一度再起動させてみてください。画面の左上(または右上)のアンテナマークに「Rakuten」という文字が表示され、電波が立っていれば、無事に機種変更(eSIMの移行)は成功です。
楽天モバイルのeSIM移行でよくあるエラーと解決策
「ボタンを押すだけ」とは言っても、環境によってはうまく進まないケースもあります。
ここでは、eSIMの移行作業中によく発生する代表的な2つのエラーとその解決方法をご紹介します。
「QRコードが読み込めない」場合のアプリ経由での設定方法
パソコンなどのWebブラウザから「my 楽天モバイル」を開いて手続きを進めようとすると、「開通用のQRコードを表示するので、設定したいスマホのカメラで読み取ってください」という指示が出ることがあります。
しかし、もしスマホを1台しか持っていなくて、そのスマホの画面上にQRコードを表示させてしまった場合、当然ですが自分のカメラでその画面を読み取ることはできません。
この罠にハマってしまった場合は、QRコードでの設定を諦め、必ず「新しいスマホにインストールしたmy 楽天モバイルアプリ」から手続きを行ってください。
アプリから「開通手続きへ進む」ボタンを押せば、QRコードをカメラで読み取るという物理的な動作をスキップし、アプリがシステム側に直接データを渡して自動で設定してくれます。エラーが起きたら「とりあえずアプリからやり直す」というのが鉄則です。
「ワンタイムパスワード(SMS)が届かない」時の突破口
もう一つ非常に多いのが、ログイン時や再発行の申請時に求められる「セキュリティのためのワンタイムパスワードがSMSに届かない」というトラブルです。
すでに古いスマホの回線が圏外になってしまっている状態や、新旧のスマホの切り替えの狭間でSMSが迷子になっている状態の時に発生します。
この場合は、認証画面にある「ワンタイムパスワードを受け取れない場合」などのリンクを探し、認証方法をSMSではなく「登録しているメールアドレス宛にワンタイムパスワードを送信する」というオプションに切り替えてください。
メールであればWi-Fi環境下でも問題なく受信できるため、確実に認証コードを受け取って次のステップへ進むことができます。
機種変更完了後の確認と、古い端末のセキュリティ処理
新しいスマホで電波が立ったからといって、油断してはいけません。
仕事用として確実に機能するかどうかの最終テストと、手元に残った古いスマホの「後始末」をしっかり行うまでが機種変更のプロセスです。
開通テスト(ネット接続とRakuten Linkの発信確認)を忘れずに
アンテナマークが立っていても、設定が不十分で通話ができない状態になっていることも稀にあります。
Wi-Fiを一度完全にオフにして、楽天モバイルのモバイルデータ通信(4G/5G)だけでブラウザを開き、適当なWebサイトが表示されるか(ネットが繋がっているか)を確認してください。
次に、「Rakuten Link」アプリを開き、初期設定(電話番号の認証など)を済ませます。
設定が完了したら、時報の「117」や天気予報の「177」などへテスト発信を行い、相手の音声が正常に聞こえるかを必ず確認してください。ここで着信や発信ができない場合は、デュアルSIMで片方が圏外になった時の切り替え等でも解説している通り、スマホ本体の「モバイル通信」の設定画面で、楽天モバイルの回線がしっかりと「オン(主回線)」になっているかを見直しましょう。
古い端末に残った不要なeSIMプロファイルの削除手順
新しいスマホへの移行が完了すると、古いスマホのeSIMデータは無効(圏外)になりますが、プロファイル(データ)自体は端末内にゴミとして残ったままになっています。
もしこの古いスマホを下取りに出したり、中古ショップで売却しようと考えている場合は、この不要なeSIMプロファイルを完全に削除しておく必要があります。
iPhoneの場合は、「設定」>「モバイル通信」を開き、無効になった楽天モバイルの回線を選択して「eSIMを削除」をタップします。
Androidの場合は、「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」などから該当のeSIMを選び、「eSIMを消去」を実行します。プロファイルを削除した上で、端末全体を「工場出荷状態(初期化)」にリセットすることで、初めて安全に他人に譲渡したり売却したりできる状態になります。個人情報や仕事のデータが漏洩しないよう、この最終処理は確実に行ってください。
まとめ:正しい手順を知っていればeSIMの機種変更は自宅で5分で終わる
今回は、楽天モバイルのeSIMを新しいスマホへ移行(機種変更)するための具体的な手順と注意点について解説しました。
- 新しいスマホがeSIM対応・SIMフリーであることと、Wi-Fi環境を事前に用意する
- 「my 楽天モバイル」アプリからSIM交換(再発行:手数料0円)を申請する
- 新しいスマホのアプリから「開通手続きへ進む」をタップし、自動設定させる
- 移行後は必ず通話・通信テストを行い、古いスマホのeSIMプロファイルは削除する
一見難しそうに感じるeSIMの機種変更ですが、仕組みさえ理解してしまえば、物理SIMの抜き差しよりもスピーディーかつ安全に完了させることができます。
わざわざ貴重な休日の時間を潰してショップの予約を取る必要もありません。ぜひこの記事の手順を参考に、自宅のWi-Fi環境でサクッとeSIMの移行を終わらせて、快適なデュアルSIM環境でのビジネスをスタートさせてくださいね!