家族全員で格安SIMへの乗り換えを検討する際、「それぞれの名義で契約すべきか、それともお父さん(代表者)の名義で複数回線をまとめて契約すべきか」で悩む方は多いでしょう。

ドコモ回線を利用した格安SIM「LIBMO(リブモ)」では、1つの名義で最大5回線まで契約することが可能です。この「同一名義での複数回線契約」は非常に便利ですが、事前に知っておかないと後悔するデメリットも潜んでいます。

本記事では、LIBMOで複数回線を契約する際のメリット・デメリットを整理し、さらに「株主優待」という裏ワザを組み合わせて、家族全員の通信費を極限まで削る最強のプラン構成を提案します。

LIBMOで「複数回線(同一名義)」を契約するメリットのおさらい

まずは、なぜ別々の名義で契約するのではなく、代表者がまとめて複数回線を契約するのか、そのメリットを簡単におさらいします。

家族の証明不要で最大5回線まで契約可能

最大のメリットは、LIBMOの家族割は「別居の親」や「事実婚」でも組める?同居条件と適用ルールを徹底解説|しごとSIMナビでも解説した通り、面倒な「家族関係の証明」が一切不要になることです。

代表者(例:夫)の名義でSIMカードを複数枚契約し、それを事実婚の妻や、別居している子供に渡して使わせるだけで、実質的な家族割環境が完成します。戸籍謄本などを用意する手間が省けるのは大きな魅力です。

請求を一つにまとめられ、家計の管理が圧倒的に楽になる

同一名義で契約した複数回線は、すべて代表者のクレジットカード(または口座)から一括で引き落とされます。

「夫のカードからは夫のスマホ代、妻のカードからは妻のスマホ代……」とバラバラに請求されることがないため、家計全体の通信費がひと目で把握できるようになります。

複数回線契約の「デメリット」と注意点

メリットが多い複数回線契約ですが、名義を一つにまとめることによる特有のデメリットも存在します。乗り換え前に必ず以下の3点を確認してください。

名義が一つになるため、将来的な「名義変更(譲渡)」が面倒

これが最大のデメリットです。すべてのSIMカードが「お父さんの名義」になっているため、例えば数年後に子供が独立・就職し、「スマホ代は自分で払うから、自分の名義に変えたい」と言い出した時にトラブルになります。

多くの格安SIMでは、家族間であっても「名義変更(譲渡)」の手続きが非常に複雑であったり、そもそも名義変更を受け付けていなかったりするケースがあります。将来的に名義を独立させる予定がある回線(特に子供のスマホ)は、最初から本人名義で契約しておく方が無難です。

メインのクレジットカードが止まると全回線が使えなくなる

支払いが一つにまとまっているということは、代表者のクレジットカードが何らかの理由(有効期限切れ、限度額オーバー、紛失による停止など)で決済エラーを起こすと、紐づいている家族全員のスマホが同時に止められてしまうリスクがあります。

悪い例・デメリット

「月末にクレカの引き落としができず、翌朝起きたら家族全員のスマホが『圏外』になっていた」という悲劇を防ぐため、支払い元のカード管理は厳重に行う必要があります。

新プラン(なっとくプラン)では「データシェア」ができない

以前のLIBMOには、複数回線でギガを分け合える「データシェアオプション」がありましたが、現在の「なっとくプラン」ではこのオプションの新規受付を終了しています。

そのため、「お父さんが契約した30GBを家族3人で分け合う」といった使い方はできず、それぞれのSIMに対して「3GB」「8GB」と個別にプランを契約する必要があります。

デメリットを打ち消す!株主優待を利用した最強の割引術

いくつかのデメリットはありますが、それを補って余りある最強のメリットがLIBMOにはあります。それが運営会社である「TOKAIホールディングス」の株主優待の活用です。

TOKAIホールディングスの株主優待で毎月最大5,400円割引

LIBMOの運営元であるTOKAIホールディングスの株式を保有していると、保有株数に応じてLIBMOの月額料金から毎月割引が受けられます。

  • **300株保有:** 毎月850円割引
  • **1,000株保有:** 毎月1,880円割引
  • **5,000株保有:** 毎月5,400円割引

LIBMO(リブモ)は株主優待で劇的に安くなる!利用条件と裏ワザまとめ|しごとSIMナビでも詳しく解説していますが、この割引は基本料金だけでなく、オプション代や通話料などを含めた「毎月の請求総額」から引かれます。

複数回線の「合算請求額」から引かれるため無駄がない

ここで「複数回線(同一名義)」のメリットが爆発します。

株主優待の割引は、代表者の「合算請求額」に対して適用されます。例えば、1回線だけの契約で毎月1,500円の請求に対し、5,400円の割引(5,000株保有)を適用しても、引ききれなかった3,900円分は捨てられてしまいます。

しかし、家族4人分の複数回線をまとめて請求額が6,000円になっていれば、そこから5,400円が丸々引かれ、実際の支払いはわずか600円になるという圧倒的な節約が可能になるのです。

株主優待をフル活用する理想のプラン構成例

最後に、株主優待を最大限に活用して無駄をなくす、家族向けの理想的なプラン構成例を一つ提案します。

代表者が20GB、家族3人がそれぞれ3GBを契約する

例えば家族4人(父、母、子供2人)の場合、全員のスマホを代表者名義で契約し、以下のように構成します。

最強のプラン構成例
  • 代表者(父): なっとくプラン20GB(1,991円)
  • 追加回線(母): なっとくプラン3GB(980円)
  • 追加回線(子1): なっとくプラン3GB(980円)
  • 追加回線(子2): なっとくプラン3GB(980円)

この構成で、家族4人の合計請求額は「4,931円」となります。

実質的に家族4人のスマホ代が無料(0円)に!

ここへ、TOKAIホールディングスの株(5,000株)を保有して毎月5,400円の割引を適用させたとします。

良い例・メリット

合計請求額4,931円 - 株主優待割引5,400円 = 毎月の支払額:0円(無料)

これが、LIBMOの複数回線と株主優待が生み出す破壊力です。株式投資の初期費用(リスク)は伴いますが、生涯にわたって払い続ける「家族の通信費」を完全にゼロにできると考えれば、検討する価値は十分にあります。

まとめ

LIBMOで複数回線を同一名義で契約することは、将来的な名義変更の面倒さなどのデメリットがありますが、家計の管理と割引の最大化においては最強の手段となります。

本記事の重要なポイントをまとめます。

  • 同一名義での複数回線契約は、家族証明不要で請求を一つにまとめられる。
  • デメリットは、将来の「名義変更」が困難になることと、クレカ停止時の全回線ストップ。
  • 現在のプランでは「データシェア」ができないため、各回線ごとにプラン契約が必要。
  • 最大のメリットは、合算請求に対して「株主優待」の割引を全額無駄なく適用できること。
  • 株主優待を組み合わせれば、家族全員のスマホ代を実質0円にすることも可能。

家族のスマホ代が毎月1万円を超えていて悩んでいる方は、ぜひ代表者名義での複数回線まとめ契約と、株主優待の取得を検討してみてください。