「副業の規模が大きくなってきたので、通信費を法人口座で管理したい」「楽天モバイルの法人プランはお得だと聞くけれど、フリーランスや個人事業主でも契約できるの?」と気になっていませんか。

楽天モバイルには、個人向けの「Rakuten最強プラン」とは別に、企業向けの「Rakuten最強プラン ビジネス(法人プラン)」が用意されています。しかし、この法人プランを契約できる対象者には厳密なルールがあり、誰でも自由に選べるわけではありません。

本記事では、楽天モバイルを法人契約するメリットと、個人事業主の取り扱いの違い、そして実際の審査に必要な書類について詳しく解説します。

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楽天モバイルの「法人契約」と「個人契約」の決定的な違い

そもそも、個人が普通に契約するプランと、法人として契約するプランでは何が違うのでしょうか。

基本となる通信回線の品質(エリアや速度)は全く同じですが、管理機能や支払い方法において、企業向けの特化機能が提供されているのが法人契約の特徴です。

法人プラン(Rakuten最強プラン ビジネス)は登記済み法人が対象

楽天モバイルの「法人プラン」は、その名の通り「株式会社や合同会社など、商業登記が完了している法人企業(または官公庁等)」のみを契約対象としています。

従業員にスマホを持たせるためのプランであり、最低1回線から契約できる柔軟性はありますが、後述する通り「会社の存在を証明する公的な登記書類」の提出が必須となります。

請求書払いや複数回線の一括管理コンソールが利用可能

法人契約ならではの最大のメリットは、「支払い方法」と「回線管理」にあります。

個人契約の場合、支払い方法はクレジットカードか口座振替に限られますが、法人プランであれば、一般的な企業間取引で使われる「請求書払い(銀行振込)」を選択することが可能です。これにより、経理部門での処理が格段にスムーズになります。

法人向けの管理コンソール(my 楽天モバイル Office)
  • 数十〜数百回線の通信量や請求額を一つの画面で一括管理できる
  • 従業員が勝手にオプションを追加・解約できないよう制限をかけられる
  • 利用明細などのデータをCSV等で一括ダウンロードできる

このように、組織として複数の通信回線を安全かつ効率的に管理するための機能が充実しているのが法人プランの強みです。

個人事業主(フリーランス)は法人契約できる?

では、法人化(登記)はしていないものの、税務署に開業届を出して事業を営んでいる「個人事業主」や「フリーランス」の場合、この便利な法人プランを契約することはできるのでしょうか。

結論:個人事業主は法人契約不可。通常の「個人契約」になる

結論から言うと、個人事業主は楽天モバイルの「法人プラン」を契約することはできません

いくら事業規模が大きくても、従業員を雇っていたとしても、商業登記を行っていない限り、楽天モバイルの審査システム上は「個人」として扱われます。そのため、個人事業主が仕事用のスマホを契約したい場合は、一般ユーザーと全く同じ通常の「個人契約(Rakuten最強プラン)」に申し込むことになります。

悪い例・デメリット

法人窓口に個人事業主として問い合わせたり、屋号の名前だけで法人として申し込もうとしても、審査の段階で書類不備として弾かれてしまうため注意してください。

屋号名義の口座やクレジットカードで支払うことは可能

「法人プランが契約できないなら、経費管理が面倒になるのでは?」と心配する必要はありません。

個人契約であっても、副業スマホの通信費は「キャリア決済」も経費にできる?楽天モバイルでの明細・領収書の出し方|しごとSIMナビでも解説している通り、マイページから毎月の利用明細(PDF)を出力して堂々と経費計上することが可能です。

また、個人契約の支払い方法として、事業用の口座(屋号付き口座)や、ビジネス用クレジットカードを登録することも基本的には可能です。実質的な経理処理においては、法人プランと同等のクリーンな運用ができます。

法人契約(株式会社など)の審査に必要な3つの書類

すでに株式会社などの法人を設立しており、正式に法人プランを申し込みたい経営者の方に向けて、契約審査に必要な書類を解説します。

個人の契約(免許証1枚でOK)とは異なり、法人契約では「会社が実在するか」「申し込んできた人物は本当にその会社の人か」を厳格に確認するため、主に以下の3つの書類が必要になります。

① 企業の「登記事項証明書(履歴事項全部証明書など)」

法人が実在することを証明するための、最も重要な公的書類です。

法務局で取得できる「履歴事項全部証明書」や「現在事項全部証明書」などがこれに該当します。発行から3ヶ月以内(または6ヶ月以内など、楽天モバイルの規定による)の原本を提出(アップロード等)する必要があります。

② 契約担当者の「本人確認書類(免許証など)」

実際に楽天モバイルの申し込み手続きを行う担当者(社長や総務担当者など)の、個人の身元を証明する書類です。

運転免許証、マイナンバーカード、日本国パスポートなどが該当します。これは通常の個人契約で提出するものと同じです。

③ 担当者がその企業に属していることを示す「在籍確認書類」

「その会社の名前を勝手に使って、赤の他人が契約しようとしていないか」を防ぐための書類です。

申し込み担当者が、確実にその企業に在籍(または代表)していることを証明するために、名刺、社員証、または企業の代表者が発行した委任状などを提出する必要があります。

ポイント

代表取締役社長本人が手続きを行う場合であっても、「代表者であることを証明するもの」として登記書類との照合が行われるほか、名刺などの提出を求められるケースが一般的です。

個人事業主が仕事用(経費)として楽天モバイルを契約するコツ

最後に、法人契約ができない個人事業主が、楽天モバイルを賢く仕事用として導入するためのコツをご紹介します。

個人の楽天IDで契約し、事業用クレジットカードを登録する

最もシンプルで間違いがないのは、個人の「楽天ID」を使って新規契約を行い、支払い方法だけを「事業用(仕事用)のクレジットカード」に設定することです。

こうすることで、プライベートの生活費とは完全に引き落としが分離されるため、確定申告の際の帳簿付けが非常に楽になります。もしプライベート用の楽天モバイルも持っている場合は、楽天モバイルの「2回線目」キャンペーンはお得?仕事用とプライベート用でアカウントを分ける手順|しごとSIMナビも参考に、運用方法を工夫してみてください。

法人成り(株式会社化)したタイミングで法人契約に切り替える

将来的に事業が拡大し、個人事業主から「法人成り(株式会社や合同会社を設立)」をしたタイミングで、改めて楽天モバイルの「法人プラン」への切り替え(または新規契約)を検討するのが王道のルートです。

その頃には従業員を雇って複数回線が必要になっている可能性も高いため、法人向けの管理コンソールや請求書払いのメリットを最大限に活かすことができるでしょう。

まとめ

楽天モバイルの「法人契約」は、請求書払いや一括管理といった企業向けの便利な機能が利用できますが、契約できるのは登記済みの法人に限られます。

本記事の重要なポイントをまとめます。

  • 法人プラン(Rakuten最強プラン ビジネス)は、株式会社などの法人が対象。
  • 個人事業主(フリーランス)は法人契約できず、通常の「個人契約」となる。
  • 法人契約の審査には「登記事項証明書」「担当者の本人確認書類」「在籍証明」の3つが必須。
  • 個人事業主でも、事業用クレジットカードや屋号口座を使えば経費管理は問題なく行える。
  • 将来「法人成り」したタイミングで、法人プランへの移行を検討するのがおすすめ。

個人事業主の方は「法人契約できないのか……」とガッカリする必要はありません。個人契約であっても、月額3,278円で無制限に使える楽天モバイルのコストパフォーマンスは、ビジネスにおいて絶大な威力を発揮します。堂々と個人契約で導入し、事業の効率化に役立ててください。

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