LIBMOの通信速度は昼休みに遅い?実際にドコモ回線を使ってみて感じたメリットとデメリット
月額1,000円以下のワンコイン感覚でスマートフォンを維持でき、通信費の削減に絶大な効果を発揮する格安SIM。中でも、高品質なドコモ回線を利用している「LIBMO(リブモ)」は、株主優待の適用なども相まって、節約志向のビジネスパーソンやフリーランスから熱い視線を集めています。
しかし、格安SIMへの乗り換えを検討する際に誰もが必ずぶつかる壁が、「通信速度は本当に大丈夫なのか?」という不安です。特に「平日のお昼休みは使い物にならないくらい遅い」という格安SIM特有の悪評を耳にして、乗り換えをためらっている方も多いはずです。この記事では、LIBMOの通信速度に関するリアルな実態、特に魔の時間帯と呼ばれる「昼休み」の使い勝手について、実際にドコモ回線を使ってみて感じた率直なメリット・デメリットを徹底的に解説します。
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格安SIM「LIBMO」の通信速度は本当に遅いのか?
結論から先にお伝えすると、LIBMOの通信速度は「1日中ずっと遅いわけでは決してないが、特定の時間帯だけは確実に遅くなる」というのが現実です。これはLIBMOに限らず、すべての格安SIM(MVNO)に共通する宿命とも言える特徴です。
「回線を借りている」という格安SIMの構造的な問題
なぜ、ドコモ回線を使っているはずのLIBMOが、本家のドコモよりも速度が遅くなってしまうのでしょうか。それは、格安SIMというサービスの構造自体に理由があります。
- 本家のドコモは、自社で巨大な高速道路(通信帯域)を丸ごと所有している。
- LIBMOなどの格安SIMは、その高速道路の「数車線だけ」をドコモから有料で間借りしている状態。
- 利用者が少ない時間帯はスイスイ走れるが、利用者が一気に増えると、間借りしている少ない車線に車が殺到して「大渋滞(速度低下)」を引き起こす。
つまり、LIBMOは「電波が届いていないから繋がらない(圏外)」のではなく、「電波はバリバリ入っているのに、回線が混み合いすぎてデータが流れてこない」という状態に陥りやすいのです。これが、格安SIM特有の「速度が遅い」という現象の正体です。
魔の時間帯!「平日のお昼休み(12時台)」のリアルな通信速度と原因
1日のうちで、この「大渋滞」が最も激しく発生するのが、世の中の会社員や学生が一斉にスマートフォンを触り始める「平日のお昼休み(12:00〜13:00)」です。この魔の時間帯におけるLIBMOの使い勝手は、どの程度のものなのでしょうか。
12時台は「動画視聴や大容量ダウンロード」は絶望的
平日12時台のLIBMOの通信速度を計測すると、下り(ダウンロード)の速度が「1Mbps〜3Mbps」程度まで著しく落ち込むことが多々あります。朝や夜が数十Mbps出ていることと比較すると、10分の一以下のスピードです。
この速度になると、YouTubeなどの高画質な動画視聴は頻繁に読み込みで止まってしまい、快適には見られません。また、アプリのアップデートや、仕事用の重いPDFファイル・画像のダウンロードにもかなりの時間がかかり、ビジネス用途ではイライラさせられる場面が多くなります。
もしあなたが、「お昼休みのカフェでパソコンを開いて、テザリングでバリバリとクラウド作業をこなしたい」というスタイルであれば、LIBMO単体での運用は非常にストレスが溜まる結果になるでしょう。
Web閲覧やLINEのメッセージ、QRコード決済は問題なし
では、お昼休みは全く使い物にならないのかと言えば、そうでもありません。「1Mbps」という速度が出ていれば、テキスト主体のやり取りには十分に対応できます。
- LINEでのメッセージやスタンプの送受信
- 文字がメインのニュースサイトやブログの閲覧
- PayPayなどのQRコード決済の表示
- メールの送受信
これらのような「ちょっとした日常使い」であれば、お昼休みであっても致命的な遅さを感じることはありません。「昼休みは動画を見ず、ニュースを読むかLINEをするくらい」という割り切った使い方であれば、LIBMOの速度低下は全く問題にならないと言えます。
朝夕の通勤ラッシュや夜間の速度低下は?時間帯別の使い勝手を検証
お昼休み以外の時間帯についてはどうでしょうか。仕事用スマホとして1日を通して使う上での、時間帯別のリアルな使い勝手を検証してみましょう。
朝と夕方の通勤ラッシュ時(8時台・18時台)
朝の通勤ラッシュ時(8:00〜9:00)や、夕方の帰宅ラッシュ時(18:00〜19:00)も、電車の中でスマートフォンを触る人が急増するため、やや混雑する時間帯です。
しかし、お昼休みの12時台ほどの壊滅的な渋滞にはならず、実用上は「5Mbps〜10Mbps」程度は確保できることが多いです。この速度であれば、標準画質での動画視聴や、SNS(XやInstagram)の閲覧、音楽のストリーミング再生なども比較的スムーズに行えます。仕事のメールチェックや、Webブラウジング程度であれば全くストレスを感じないでしょう。
夜間や休日は本家ドコモに匹敵する快適さ
一方で、深夜帯や早朝、あるいは休日の昼下がりなど、通信トラフィックが落ち着いている時間帯になると、LIBMOの通信速度は劇的に回復します。下りで「30Mbps〜50Mbps」を超えることも珍しくなく、本家ドコモの通信回線と遜色ない快適さを発揮します。
自宅でテザリングを使って長時間のパソコン作業をしたり、高画質な動画をダウンロードしたりする作業は、こうした空いている時間帯を狙って行うのが格安SIMを賢く使いこなすコツです。
速度が遅いというデメリットを補って余りあるLIBMOの3つのメリット
ここまで「お昼休みの速度低下」というデメリットを強調してきましたが、それでもなぜ多くのビジネスパーソンがLIBMOを選び続けているのでしょうか。それは、速度の妥協を補って余りある強烈なメリットが存在するからです。
1. ドコモの「プラチナバンド」が使える圧倒的なエリアの広さ
速度低下が起こるのはあくまで「混雑時」の話であり、電波そのものの「届きやすさ」において、LIBMOは本家ドコモと全く同じ恩恵を受けられます。
山間部のキャンプ場、地下鉄の駅間、高層ビルの奥まった会議室など、他社の電波(特に新しいキャリアの電波)が圏外になりやすい過酷な環境でも、ドコモのプラチナバンドを使っているLIBMOならしっかりと電波を掴みます。
「速度が少し遅くても、電話が途切れず、テキストメッセージだけでも確実に送受信できる」という安心感は、仕事用スマートフォンにおける最大の保険となります。
2. 株主優待を活用した「限界突破のコスト削減」
LIBMOを運営するTOKAIホールディングスの株主優待を活用すれば、月額料金から毎月数か月にわたって数百円の割引を受け続けることができます。
もともと3GBプランが月額980円という安さですが、優待を適用することで月額基本料が「実質数ヶ月無料」になったり、「月々数百円」という信じられないレベルまで通信費を押し下げることが可能です。この圧倒的なコストパフォーマンスこそが、多少の速度低下には目を瞑ってでもLIBMOを選ぶ最大の理由と言えます。
3. 余ったデータ容量の「翌月繰り越し」が可能
大手キャリアの無制限プランなどとは異なり、LIBMOは「その月に使い切れなかったギガ(データ容量)を、翌月末まで繰り越せる」という機能を持っています。
仕事の都合で出張が少なくWi-Fiばかり使っていた月はデータを温存し、翌月に外出が増えた際に繰り越したデータを一気に使う、といった柔軟な運用が可能です。無駄なくギガを使い切れるため、プラン容量を一つ下の安いものに変更しやすく、さらなる節約に直結します。
速度低下を回避する裏ワザ!デュアルSIMやWi-Fiの賢い活用法
「基本的にはLIBMOの安さの恩恵を受けたいが、お昼休みにどうしてもパソコンで急ぎの仕事をしなければならない時がある」。そんなビジネスパーソンのために、速度低下を回避するための実践的な裏ワザをご紹介します。
カフェや職場のフリーWi-Fiを徹底的に活用する
最もシンプルかつ効果的なのが、お昼休みの12時台だけはLIBMOのモバイル回線をオフにし、職場やカフェに飛んでいる無料のWi-Fi(フリーWi-Fi)に接続することです。Wi-Fi環境下であれば、LIBMOの回線混雑とは無関係に高速インターネットが楽しめます。ただし、仕事の機密情報を扱う場合は、VPNアプリを利用するなどセキュリティ対策を忘れないようにしてください。
デュアルSIMで「お昼に強い回線」と併用する
スマートフォンがデュアルSIM(eSIMと物理SIMの併用)に対応しているなら、「LIBMO」と「お昼休みでも速度が落ちない回線」を組み合わせて使うのが最強の解決策です。
- LIBMO + 楽天モバイル
楽天モバイルは自社回線のため、お昼休みでも速度が低下しません。「通話と昼のデータ通信は楽天モバイル」「地下での待ち受けや、ドコモ電波が必要な時はLIBMO」という役割分担にすれば、死角のない仕事用スマホが完成します。 - LIBMO + povo2.0
普段はLIBMOで安く維持し、どうしてもお昼に重い作業が必要になった日だけ、povo2.0で「データ使い放題(24時間)330円」をトッピングして高速回線を利用します。
まとめ:昼休みの使い方を割り切れるならLIBMOは最強の選択肢
LIBMOの通信速度の実態について、良い面も悪い面も包み隠さず解説してきました。
お昼の12時台に限って言えば、「動画サクサク、大容量データも一瞬でダウンロード」というわけにはいきません。速度低下のストレスは確実に存在します。しかし、それ以外の時間帯の快適さや、ドコモ回線ならではの電波の繋がりやすさ、そして何より株主優待を活用した圧倒的な安さを考慮すれば、LIBMOは間違いなく「優秀な格安SIM」の筆頭候補です。
「お昼休みはニュースを読むくらいで十分」「急ぎの作業はWi-FiかデュアルSIMのサブ回線でカバーする」という割り切った運用ができるビジネスパーソンであれば、LIBMOのデメリットは完全に消え去り、大幅な通信費削減というメリットだけを享受することができるはずです。
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