仕事用や副業用のスマホが必要になり、すでに利用している楽天モバイルで「2回線目」の契約を検討している方は多いのではないでしょうか。

楽天モバイルは月額3,278円(税込)でデータ通信が無制限、さらにRakuten Linkを使えば通話料も無料になるため、複数台持ちには非常に適したキャリアです。しかし、2回線目の契約時には「キャンペーンの適用条件」や「経費計上のための明細の分け方」など、事前に知っておかないと損をしてしまうポイントがいくつか存在します。

本記事では、楽天モバイルで2回線目を契約する際にお得なキャンペーンの活用方法や、仕事用とプライベート用でアカウント(楽天ID)を分けるべきかどうかについて、詳しく解説します。

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楽天モバイルで2回線目を契約する2つのパターン

楽天モバイルで2回線目(追加回線)を契約する場合、大きく分けて2つの方法があります。

それぞれ管理方法やキャンペーンの適用条件が異なるため、自分の目的に合った方法を選ぶことが重要です。

パターン① 同じ楽天IDで2回線目を追加する

最も一般的で手軽なのが、現在利用している「同一の楽天ID」のまま、2回線目を追加契約する方法です。楽天モバイルでは、1つの楽天IDにつき最大10回線まで契約することが可能です。

この方法の最大のメリットは、契約手続きが非常にスムーズであり、毎月の請求やポイント管理を1つのアカウントで一元化できる点にあります。「my 楽天モバイル」のアプリを開くだけで、両方の回線のデータ使用量や請求額を簡単に切り替えて確認できます。

ポイント

本人確認書類の提出なども、すでに1回線目で済ませていれば簡略化されるケースがあり、オンラインから最短数分で追加回線の申し込みが完了します。

ただし、仕事用とプライベート用で「支払いのクレジットカードを別々に設定したい」といった場合は、この方法では対応できません。同じ楽天IDに紐づく回線は、すべて同じ支払い方法で合算請求される仕様となっています。

パターン② 別の楽天IDを新規作成して契約する

もう一つの方法が、仕事専用のメールアドレス等を使って「新しい楽天ID」を作成し、そちらで2回線目を契約するパターンです。

アカウントを完全に分けることで、クレジットカードや銀行口座などの支払い方法を別々に設定できるため、副業の経費管理が非常に楽になるというメリットがあります。また、付与される楽天ポイントも別アカウントに貯まるため、公私の区別を明確にしたい方には適しています。

注意点

楽天の利用規約上、原則として1人のユーザーが複数の楽天IDを所持することは推奨されていません。意図的なポイントの不正取得などとみなされた場合、アカウント停止等のペナルティを受けるリスクがあるため、特別な理由がない限りは同一IDでの運用が無難です。

経費計上を目的とするのであれば、アカウントを分けるのではなく、後述する「明細の出力」で工夫することをおすすめします。副業のスマホ代は経費にできる?家事按分と仕事用スマホの分け方|しごとSIMナビでも解説している通り、運用ルールさえ決めれば同一アカウントでも問題なく経費にできます。

2回線目でも対象になるキャンペーンのからくり

楽天モバイルといえば「乗り換えで最大〇〇ポイント還元!」といった派手なキャンペーンが魅力ですが、2回線目の契約でもこれらの恩恵を受けられるのでしょうか。

結論から言うと、適用されるキャンペーンとされないキャンペーンが明確に分かれています。

「初めての申し込み」限定キャンペーンは対象外

楽天モバイルが公式サイトのトップページなどで大々的に告知しているキャンペーンの多くは、「楽天モバイルに初めて申し込む方」を対象としています

例えば、新規契約で数千ポイントが付与されるキャンペーンや、他社からの乗り換え(MNP)で高額ポイントが還元される標準的なキャンペーンは、過去に一度でも楽天モバイルを契約したことがある(または現在契約中である)場合は、2回線目では適用されません。

悪い例・デメリット

「2回線目でも14,000ポイントもらえる!」と勘違いして通常ページから申し込んでしまい、後からポイントが付与されずに後悔するケースが非常に多いため、適用条件の「初めての方限定」という一文には十分注意してください。

したがって、2回線目を契約する際は、通常ルートでの申し込みではなく、2回線目でも対象となる特別なキャンペーン専用ページを経由する必要があります。

何度でも使える「三木谷キャンペーン(従業員紹介)」が最強

2回線目(または再契約)の方が絶対に利用すべきなのが、通称「三木谷キャンペーン」と呼ばれる楽天従業員からの紹介キャンペーンです。

このキャンペーンは、専用の紹介URLを経由して申し込むことで、「新規契約で7,000ポイント」「他社からの乗り換え(MNP)で14,000ポイント」が獲得できるという非常に強力な内容になっています。しかも、このキャンペーンの最大の強みは「2回線目以降や再契約でも適用される(最大5回線まで)」という点です。

三木谷キャンペーンの特徴とメリット
  • 2回線目・3回線目の追加契約でもポイント還元の対象になる
  • 過去に解約して出戻り(再契約)する場合でも適用可能
  • データタイプのSIM(通話機能なし)でも対象となる

通常の楽天モバイルの紹介キャンペーンはいつポイントが付与される?条件とやり方|しごとSIMナビで得られるポイントよりも好条件であることが多いため、2回線目を追加する際は必ずこの従業員紹介ルートを活用して申し込みましょう。

アカウント(楽天ID)を分けるメリット・デメリット

副業やフリーランスとして仕事用スマホを持つ場合、経費処理の観点から「どうしてもアカウントを分けたい」と考える方もいるでしょう。

あらためて、楽天IDを分けることの具体的なメリットとデメリットを比較してみます。

メリット:楽天ポイントや経費管理が完全に分離できる

アカウントを分ける最大のメリットは、何と言っても「お金とポイントの完全な分離」です。

仕事用の楽天IDに事業用のクレジットカード(法人カードなど)を登録しておけば、毎月の通信費が自動的に事業用口座から引き落とされるため、家計と混ざる心配がありません。副業でも確定申告で「通信費」を経費計上できる!正しい考え方と申請方法を徹底解説|しごとSIMナビでも触れていますが、会計ソフトへの記帳も自動化しやすくなります。

また、楽天モバイルの利用で貯まる「楽天ポイント」も別々のアカウントに付与されるため、仕事で貯まったポイントを事業用備品の購入に充てるなど、クリーンな運用が可能になります。

デメリット:複数アカウント所持による規約違反のリスク

一方で、大きなデメリットとなるのが「楽天の規約違反リスク」です。

前述の通り、楽天会員規約では原則として「1人1アカウント」が定められています。個人事業主が屋号名義で作成するなど、正当な理由があれば別ですが、単なる個人の都合で複数のIDを作成・運用していると、ある日突然アカウントが凍結(バン)される恐れがあります。

注意点

アカウントが凍結されると、貯まっていた楽天ポイントがすべて失効するだけでなく、楽天モバイルの回線自体も強制解約になるなど、仕事に致命的な影響を及ぼす可能性があります。

このリスクを考慮すると、個人事業主の法人成りなど明確な理由がない限り、むやみに楽天IDを分けることは推奨できません。

同じ楽天IDで仕事用とプライベート用を管理するコツ

規約違反のリスクを避け、同じ楽天IDで2回線を契約した場合でも、工夫次第で経費管理をスムーズに行うことは可能です。

ここでは、同一アカウント内で仕事用とプライベート用の利用状況を切り分けるコツをご紹介します。

my 楽天モバイルで電話番号ごとに利用明細を確認する

楽天モバイルでは、同一アカウント内に複数回線がある場合、毎月の請求額は合算されて引き落とされます。しかし、明細の「内訳」については電話番号ごとにしっかりと分かれています。

「my 楽天モバイル」の利用料金画面を開き、利用明細(またはご利用料金内訳)の項目に進むと、画面上部に「電話番号」を切り替えるプルダウンメニューが表示されます。ここを切り替えることで、それぞれの回線でいくら料金が発生しているかを確認できます。

確定申告用の明細の残し方
  • 毎月末〜翌月初に「my 楽天モバイル」へアクセスする
  • 仕事用の電話番号を選択した状態で明細を表示する
  • その電話番号分の「利用明細書(PDF)」をダウンロードして保存する

このPDF明細書には電話番号と料金内訳が明記されているため、合算請求であっても「この電話番号にかかった費用」として堂々と全額経費計上することが可能です。

支払いは合算されるためクレジットカードで一括管理する

支払いが合算される以上、仕事用のクレジットカードとプライベート用のクレジットカードを分けることはできません。

この場合のおすすめの運用方法は、楽天モバイルの引き落とし先を「プライベート用のクレジットカード(または生活費口座)」に設定しておくことです。そして、確定申告の際(または毎月の帳簿付けの際)に、仕事用の電話番号にかかった費用分だけを「事業主借(個人のお金から事業の経費を立て替えた)」として記帳します。

この方法であれば、生活費と事業費が適度に分離され、税務調査でも「しっかり回線ごとに利用明細を分けて計算している」と評価されやすくなります。

楽天モバイルの2回線目に「最強家族プログラム」は使える?

楽天モバイルには、家族で利用すると各回線が毎月110円(税込)引きになる「最強家族プログラム(家族割)」があります。

自分が2回線目を持つ場合、この家族割を適用して少しでも維持費を安くすることは可能なのでしょうか。

同一の楽天ID内での複数回線は家族割の対象外

残念ながら、同一の楽天IDで契約している複数回線同士では、「最強家族プログラム」のグループを組むことはできません

家族割の適用条件は、あくまで「代表者の楽天ID」に対して「異なる楽天ID(招待される側)」が紐づく形となります。楽天モバイルの家族割「最強家族プログラム」はお得?適用条件と申し込み方法|しごとSIMナビでも解説されている通り、自分自身の2回線目を家族として招待する(セルフ家族割のような運用)はシステム上不可能です。

参考

もし「青春プログラム(22歳以下)」などに該当する場合でも、それらの特典は楽天IDに紐づくため、同一ID内の複数回線に重複して適用することはできないケースがほとんどです。

したがって、自分1人で2回線を持つ場合は、それぞれ通常のプラン料金(月額1,078円〜)がそのまま満額かかると認識しておきましょう。

別居の家族名義で契約してシェアする裏ワザ

もし、どうしても家族割を適用させて2回線目を安く持ちたい場合は、「配偶者」や「別居の両親」などの別名義(別の楽天ID)で回線を契約してもらい、そのSIMカード(スマホ)を仕事用として借りて使う、という裏ワザ的な運用も考えられます。

楽天モバイルの「最強家族プログラム」は、名字が異なる親戚や事実婚のパートナー、同性パートナーでも広く適用されるように条件が緩和されています。そのため、家族の誰かに新規契約してもらいグループに招待すれば、月額110円の割引を享受できます。

ただし、名義人が自分ではないため、経費として計上する際の名目が複雑になる(家族への通信費の支払いなどの形になる)ため、あくまで「安さ」を最優先したい方向けの手段となります。

まとめ

楽天モバイルで仕事用の2回線目を追加する際は、キャンペーンの選び方とアカウントの管理方法に注意が必要です。

本記事の重要なポイントをまとめます。

  • 2回線目の追加は「同一の楽天ID」で行うのが規約上も管理上も最も安全でスムーズ。
  • 「初めての申し込み」限定のキャンペーンは対象外になるため注意。
  • 2回線目でもポイントがもらえる「従業員紹介(三木谷キャンペーン)」を活用するのが最強。
  • 請求は合算されるが、my 楽天モバイルから電話番号ごとの利用明細(PDF)を出力すれば経費計上は簡単。
  • 同一ID内の2回線目には「最強家族プログラム(家族割)」は適用されない。

仕事用とプライベート用でスマホを2台に分けることで、通信障害時のリスクヘッジにもなり、経費の計算も圧倒的に楽になります。ぜひお得な紹介キャンペーンを活用して、快適なデュアルライフを始めてみてください。

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